熟年婚活に迫る結婚詐欺師。その手口と対処法について

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結婚というのは、誰にとっても人生の一大イベントです。

結婚によって、その人の人生が決まるといっても過言ではありません。

素敵な結婚相手が欲しいと考えている人は、もちろん若い人だけではありません。

最近では中高年の人をターゲットにした婚活サイトも多々ありますし、中高年、熟年婚活というものに注目が集まっています。

老後の人生を、素敵なパートナーと安心して暮らしたいと思う人達がやっているわけですが、とんでもないトラブルに巻き込まれてしまう人もいます。

その代表的なものが、結婚詐欺師の存在です。

この結婚詐欺というのは、実は、立件するのがかなり難しいそうです。

その為、被害に遭っても泣き寝入りする事が多く、とても悔しい思いをする事になります。

ここ最近の話では、婚活サイトで出会った男性に大金を貢がせて、自殺にみせかけて殺害するという恐ろしいニュースも話題になりました。

しかし、熟年婚活をしている人も他人事ではありません。

特に熟年層というのは、結婚詐欺に狙われやすいのです。

結婚詐欺の手口とは?

結婚相談所や婚活サイトというのは、男性であれば戸籍謄本や収入証明書の提示を義務付けている場合が多いですが、女性の場合は、比較的簡単に登録が出来る場合が多いです。

凄い所だと、男性は登録料金が何十万とかかるのに、女性は従来通り、登録料金がかからないという所もあります。

男女差はなく結婚詐欺師というのは、相手の人に、結婚をする事を前提と思わせておいて、何かにつけて、お金を要求してきます。

例えば、

「事業を始める資金にしたい」
「親が病気でお金が必要」

など、理由は様々です。

しかし、共通して言う”殺し文句”は、「もうすぐ夫婦になるから…」ということを強調する事です。

そう相手に言われることで、「支え合わなければならない」、「助け合っていきたい」と思ってしまいます。

また、最近では、婚活サイトで知り合った相手にマンションを買わせたという結婚詐欺師もいました。

何千万もの大金を使うという事は、やはり「もう夫婦になるのだから」という思いがそうさせるのだと思います。

特に熟年層というのは、豊かな暮らしをしている人も多いです。

退職金をもらった人もいるでしょうし、老後の生活の為に貯めていたお金があるという人も多いでしょう。

そういうお金を狙っている結婚詐欺師が増えているのです。

「老後で1人、寂しく過ごしたくない」という思いから、熟年婚活をするので、孤独を癒してくれるような相手ならば、結構簡単に受け入れてしまったりしますよね。

そのように、孤独な熟年層の心を上手く利用して、その大切な退職金や老後の貯蓄を根こそぎ持っていこうとするような詐欺師が存在しているのです。

結婚詐欺の対処法は?

まず、結婚相談所で出会ったという事で、結婚前提という事を当たり前と思わないようにしましょう。

結婚詐欺師というのは、「結婚するつもりだった」という証拠が残る事を回避しようとしています。

結婚詐欺として立件されて、「結婚するつもりだった」ことが証明されることを避けるためです。

そこで、きちんと相手にも結婚の意思があるという事を確認しましょう。

また、熟年相手に結婚詐欺をするのは若い人というイメージがあるかもしれませんが、同じ熟年層の人が同世代を狙うという話も結構あるので、同世代だからと言って、何もかもを信用しないことも大切です。

お金の蓄えを聞き出そうとする相手

また、実際に籍を入れるまでは、いかなる事情があろうともお金を渡さない事と、自分の貯蓄を教えないという事にも気を付けた方がいいかもしれません。

貯蓄はいくらあるのかということを聞いてくる人を、「怪しい」と疑いの心を持つことが大切です。

簡単に家に招かない、住所を教えない

また、知り合ってすぐに自宅に招くというのもかなり危険です。

早めに距離を縮めたいという気持ちも分かりますが、まだ相手を信用出来ないうちから自宅に上げると、住所やカーナンバーなど、情報が知られるので危険です。

正式に交際、婚約をしてから、自宅には招くようにしましょう。

まず疑う事から始まるのは、決して良い気持ちはしないでしょうが、実際に結婚詐欺の被害に遭って、多くのお金を取られた話が、現実には存在しています。

そのような被害に遭ってしまった熟年の方は、老後の生活をかなり脅かされることになるので注意しましょう。